まことちゃんのツアー
トゥクトゥクでドゥーシットZOOへ行くことにした
交渉して100バーツで行ってもらえることに
まことちゃんは笑顔が絶えない、バックミラーで何度も笑いかけてくる
気がついたけど、まことちゃんは前歯がない
失礼かもしれないけど、歯がない笑顔はずるい位に笑えてしまう
しかしまことちゃんは、ただの笑顔溢れるトゥクトゥクの運転手ではなかった
途中で、路地に入り込むと、日本語で書かれたメモを私達に見せてきた
免税店に案内します、あなたも私も大丈夫です
みたいなことが書かれていました
双方が得をするから行きましょうみたいなことらしい
普通はそのような誘いは断るのですが、訪タイ2回目の私達は、なぜかこの誘いに乗っていました
どこに寄ったとして100バーツしか払わないことを、まことちゃんに念押しした
そうこうしているうちに、免税店に到着した
宝石を扱う免税店らしい
お客の数の10倍は店員がいるんじゃ無いかというほど、店員で賑わっていた
階段には、一段ずつ女性店員が座っていて、特に接客をするわけでもなく暇を持て余すと行った様子でした
座って顔を伏せ、居眠りをしている人もいた
私は日本で見ることがないそのような光景に遭遇すると、楽しくて仕方がなかった
様々な宝石アクセサリーが、ショーケースに並べられていた
私はお守りにしたいと思い、ルビーが欲しいなと探した
一人の店員が私の担当になったようで、怖いくらいに私から離れない
友達はサファイヤが欲しかったようで、別の店員にマークをされながらサファイヤのコーナーを見ていた
私がルビーの指輪が欲しくて見ているのに、ダイヤモンドを勧めてくる店員
あまりにもしつこいので、「ルビーが欲しいんだよ」と少し強めに日本語で言ってみた
すると私を少し恐れたのか、「OK、OK」と言って、ルビーの指輪を色々と持ってきてくれた
私は海外旅行先で、しつこい店員や運転手などに対して、日本語で強めに反論することを最近でもしている
すると、私が恐い、もしくわおかしな人間と思うようで、言われた側はだいたいひるむ
悩んだ末に、ルビーの指輪を買い、友達もサファイヤの指輪を購入
私達が指輪を見ている間、まことちゃんはトゥクトゥクに寝そべり待っていた